相続が開始して、預貯金の他に不動産をお持ちの場合です。
よく一般の方とお話をしていて、不動産の評価を知りたいけど、どうしたらいいのかわからないとのお声をいただきます。
まず、相続税申告などがある場合は、それなりの専門的評価の方法があります。
税務署に相談するか、税理士に相談したほうがよいでしょう。
一方、ご自身たちの遺産分割協議のために一般的な評価額が知りたい場合は、固定資産税の評価額が1つの目安になります。
毎年5月頃に納税通知書が納税者に届きますので、その価額を見てください。
市場価額よりは少し安め、およそ7割程度になっていますが、参考になります。
加えて、地元の不動産業者に査定してもらうとよいでしょう。
何社かに査定してもらえば、おおよその取引価額がわかります。
それらの資料を基に、話し合いを行います。
ちなみに、固定資産税の納税通知書が見当たらない場合は、市町村の課税窓口に行けば、固定資産税評価証明書を発行してくれます。