遺産分割の方法として、例えば不動産や動産を金銭に換えてから分割する方法があります。
金銭に換えたほうが分けやすいし、承継する相続人もその後の利用が容易です。
しかし、不動産にもよりますが、売却には時間がかかります。
絵画などの動産にしても、いつ売れるかわかりませんので、遺産分割協議が進まなくなります。
また、売却交渉になった際に、売却金額について皆の意見がまとまらないと、売るに売れなくなります。
時間がかかり過ぎると、相続人の内でお亡くなりになったり、判断能力が低下される方が出てきます。
できれば、現物分割ですっきりと終わらせたほうが、手続が複雑になる可能性が低いです。