中小企業の後継者不足の背景には、①後継者候補がいない、②承継したがらない、というものがあります。
①後継者候補がいない
高齢化・少子化といった先行き不透明な経済状況から、自社の舵取りを任せられるような人材候補がいないという悩みがあります。
中小企業は、ただでさえ人材不足です。
その中から優秀な経営者候補を見つけるのが、難しい。
中小企業の95%は同族経営ですから、子供たちに継がせる方法もありますが、子供には子供の人生があります。
②承継したがらない
後継者候補がいても、継ぎたがらない。
子どもたちも、既にいろいろな場所で活躍しているので、それを辞めてまで継がせることはできないし、子供たちも望まない。
社内の優秀な社員にしても、同族会社を承継してトラブルに巻き込まれるのを恐れます。