後継者不足の原因の3つ目は、経営者が早めに後継者を決めなかったことにあります。
バイタリティに溢れた経営者は、いつまでも自分が先頭で走り続けたいと思うものです。
いずれは後継ぎを考えるつもりですが、「まだ大丈夫、自分は元気だから」と思っているうちに年月が経っていきます。
ある日突然、経営者倒れてしまうか、死亡してしまいます。
そうなると、舵を失った船の方向が定まらなくなるのと同じで、社内がガタガタします。
派閥を作って後継者争いなどに発展すると、経営どころではなくなります。
中小企業であれば、間違いなく会社は傾きますね。
少なくとも、業績は低下します。
ですから、後継者を早めに定めて、育成しておくことが、事業承継には欠かせません。